BMW MINI F60 クロスオーバー ディーゼル エンジンチェックランプ点灯 煤洗浄 

BMW MINI F60 クロスオーバー ディーゼルの煤洗浄のお仕事が入庫しました。

きっかけは「エンジンチェックランプ」の点灯です。

他のお店で燃料系の添加剤を入れてもらったところ、いったんチェックランプは消えたそうですが、

・何が原因だったのかよく分からない
・このまま乗り続けて大丈夫なのか不安
・ディーゼルなので、煤の洗浄も視野に入れてメンテナンスしたい

ということで、AVARTHにご相談いただきました。

AVARTH 岐阜 岐南町 輸入車修理 BMW MINI F60 ディーゼル 煤洗浄 DPF洗浄 クロスオーバー
EGR洗浄 O2センサー不良

ご入庫時の症状と車両情報

・車種:BMW MINI F60 クロスオーバー
・エンジン:ディーゼル(B47C20B)
・走行距離:約10万キロ

オーナー様のお話では、

・しばらく前にエンジンチェックランプが点灯
・他店で燃料添加剤を入れたところ、ランプはいったん消えた
・添加剤で一時的に落ち着いただけなのか、根本原因が解決しているのか不明

とのことでした。

この段階で「洗浄も視野に入れて、メンテナンスを相談したい」というご要望です。


診断結果 O2センサー系のエラーから見えること

まずは診断機(BMW ISTA)を接続して、エラーコードを確認します。

・触媒前後のO2センサー系統のエラーが入力
・ただし現在はチェックランプは消灯状態

という状況でした。

ここから疑えるのは、

・O2センサー自体の故障
・燃焼状態・排気状態の悪化によって、センサーが異常値を拾ってしまっている

のどちらか、あるいは両方です。


O2センサーの反応を確認したところ、

今のところ「センサーそのものが完全に壊れている」という感じではなさそうです。

走行距離は約10万キロ。
この距離のディーゼルでは、

・吸気側(EGR・インマニ・ポート)
・排気後処理(DPF)

に煤が溜まりやすく、それが燃焼効率低下や排気組成の悪化につながり、
結果としてセンサー系のエラーやチェックランプにつながることが少なくありません。

今回はオーナー様と相談のうえ、

まず「煤洗浄」をしっかり行って、エンジンの燃焼効率を根本から整えるために、ディーゼル洗浄の作業となりました。


今回実施したディーゼル 煤洗浄メニュー

今回のBMW MINI F60 ディーゼルでは、以下の内容で作業しました。

・EGRバルブ洗浄
・EGRクーラー洗浄
・インテークマニホールド(インマニ)洗浄
・インテークポート洗浄(ウォールナットブラスト)
・DPF洗浄
・組み付け後の診断・試運転

「MINIディーゼルのフル洗浄」に近いメニューです。


分解してみると…各部にしっかり煤

まずはEGR、EGRクーラー、インマニなど、吸気系から分解していきます。

部品を外してみると、

・EGRバルブまわり
・EGRクーラー内部
・インマニ通路の内側
・シリンダーヘッド側のインテークポート

それぞれに、しっかりと煤が溜まっていました。

「写真で見ると真っ黒」というレベルですが、
F60の10万キロとしては「ものすごくひどい」というほどではなく、

・ちゃんと走ってくれているけれど
・そろそろ燃焼効率に悪影響が出てきているかな

という印象です。

インテークポート内も、
ところどころ「こんもり」と煤が堆積していて、
空気の流れや、渦流(スワール)の作り方に影響が出ていそうな状態でした。

このような煤の堆積は、

・吸入空気量の低下
・空気と燃料の混ざり方の悪化
・燃焼効率の低下
・排気ガスの悪化(黒煙・NOxなど)

につながり、最終的には

・チェックランプ点灯
・DPFの目詰まり
・センサー類のトラブル

といった「目に見える症状」として表に出てきます。


煤洗浄 超音波洗浄とウォールナットブラスト

部品ごとに、最適な方法で煤を除去していきます。

EGRバルブ・EGRクーラー・インマニ
→ 超音波洗浄機と専用溶剤を使用

・内部にこびりついた煤を、時間をかけて浮かせて落とす
・細い通路やフィンの間まで、洗浄液を行き渡らせる

インテークポート(シリンダーヘッド側)
→ ウォールナットブラスト

・クルミ殻のメディアを噴射し、金属を傷めずに煤だけを落としていく
・作業後は残渣をしっかり回収し、吸い込みが発生しないように処理

この組み合わせで、吸気側の煤を一つひとつ確実に落としていきます。

同時にDPFも洗浄します。

・専用の手順と溶剤を使い、内部に溜まった煤や灰分をできる限り除去
・差圧の変化や、再生の具合を見ながら、できるだけDPFの負担を軽くしてあげます。

今回は、ワコーズのディーゼル2を選択しました。


組み付けから試運転まで 音・レスポンス・チェックランプ

洗浄が終わった部品を、新品ガスケットなどを使用して順番に組み付けていきます。

組み上がったら、

・エンジン始動
・アイドリング状態の振動と音
・アクセルレスポンス

を確認し、そのうえで診断機(BMW ISTA)で

・エラーコードが残っていないか
・ライブデータの値が正常範囲に入っているか

をチェックします。

その後、試運転。

・洗浄前よりエンジン音が静かになった
・加速のつながりがスムーズになった
・チェックランプの再点灯なし
・試運転中も新たな入力はなし

という状態で落ち着いてくれました。

オーナー様には、

「このまま様子を見ていただいて、何か変化があればすぐにご連絡ください」

とお伝えして、今回の洗浄作業は完了です。


ディーゼルの「煤」とどう付き合うか

BMW MINI F60 クロスオーバーのようなディーゼル車は、

・トルクが太くて走りやすい
・燃費も良く、ロングドライブにも強い

というメリットがある一方で、

・EGRまわり
・インマニ・インテークポート
・DPF

に煤が溜まっていくのは、構造上どうしても避けられません。

特に、

・街乗り・短距離が中心
・アイドリングが長い
・回転をあまり上げず、低回転ばかりで走っている

といった使い方だと、
煤が溜まるペースが早くなってしまいます。

その結果、

・エンジンチェックランプ点灯
・DPFの再生がやたらと頻繁になる
・燃費が明らかに落ちてきた
・エンジン音や振動が大きくなった

といった症状につながることが多いです。が非常に耐久性も高いエンジンでもあります。
シッカリと洗浄していくことで、長くの快適に乗ることができます


MINI F60・R60ディーゼルの洗浄もお任せください

MINIのクロスオーバーは、R60・F60ともに今でも人気の高いモデルです。

そのぶん、

・R60ディーゼルの洗浄
・F60ディーゼルの洗浄

どちらも、AVARTHには今でも多くお問い合わせをいただいています。

AVARTHでは、

・EGR/EGRクーラー洗浄
・インマニ洗浄
・インテークポートのウォールナットブラスト
・DPF洗浄
・必要に応じたセンサー類の点検とご提案

まで含めた「ディーゼル総合メンテナンス」で、
MINIやBMWのディーゼルをトータルでサポートしています。


ご相談の際にいただきたい情報

MINIディーゼルの煤洗浄をご検討の方は、
お問い合わせの際に

・車検証の写真
・現在の走行距離
・エンジンチェックランプの有無
・症状(音・振動・煙・燃費・DPF再生頻度など)

を一緒に送っていただけると、
現状に合ったメニューのご提案がしやすくなります。

BMW MINI F60 / R60 をはじめ、
ディーゼル車のEGR洗浄・インマニ洗浄・インテークポート洗浄・DPF洗浄は、岐阜のAVARTHにお任せください。

お問い合わせ・予約案内

車種・使用状況により必要な作業が異なるため、
まずは車検証の写真を送ってください。状態に応じてご案内できます。

公式LINE でのスムーズなお問い合わせ

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AVARTHでは、作業中の写真やトラブル箇所の詳細な画像をお客様と直接やり取りすることで、正確で安心なコミュニケーションを提供しています。この細やかな対応が、お客様から大変ご好評いただいております。ぜひ公式LINEをご活用ください。

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