BMW MINI F54 クラブマン トルコン太郎でATF圧送交換

無交換指定の8速AT「GA8F22AW」をオイルメンテナンスで守る

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1.ATF交換について

静岡からお預かりした MINI F54 クラブマン・ディーゼル

別ブログでご紹介したとおり、

  • DPF・EGR・インテークまわりのディーゼル煤洗浄
  • インジェクターのオーバーホール
  • ちぎれていたエンジンマウントの交換

といったメニューに加えて、
ATF交換(トルコン太郎による圧送交換) もメンテナンスの一環として実施しました。

走行距離は約8万km。
エンジン側だけでなく、オートマチックトランスミッションも同じタイミングで整備していきます。


2.F系MINI/BMWに使われる8速AT「GA8F22AW」の特徴

MINI F54・F56 をはじめ、F系の一部BMWには
8速オートマチックトランスミッション「GA8F22AW」 が搭載されています。

このミッションは、

  • メーカー指定では ATF無交換(終生充填)扱い
  • 一般的なATのように「オイルパンを外してストレーナーをセットで交換する」構造ではない

といった点が特徴です。

内部にはフィルター(ストレーナー)は存在しますが、
通常のメンテナンスで外から交換することは想定されていない構造 です。
実質的には、「分解・オーバーホールレベルの作業以外では、ATFだけを交換しながら使っていくミッション」

というイメージが近いユニットです。

その一方で、

  • 変速ショックが大きくなってくる
  • シフトアップ、ダウンのつながりがギクシャクする
  • 症状が進行すると、変速しなくなり ミッション本体交換(100万〜150万円クラス)

AT内部を循環するATFに含まれる摩耗粉(鉄粉)をどう抑えていくか が非常に重要になります。

そのため AVARTH では、
このタイプのミッションこそ 早め・定期的なATF交換を推奨 しています。


3.今回の車両の状態と作業方針

今回の MINI F54 クラブマンは、

  • 走行距離:およそ 8万km
  • これまで ATF交換歴は不明(少なくとも無交換でここまで来ている可能性が高い)

という条件でした。

トルコン太郎で一巡目の循環を始めると、
最初に抜けてきた ATF は かなり黒く濁っており、透明感の少ない状態

いきなり本番用の ATF に切り替えるのではなく、
まずは 洗浄(フラッシング)工程 を挟む方針で進めます。

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4.フラッシングモード+マグネットフィルターで内部洗浄

AVARTH では、トルコン太郎の標準仕様に加えて、

トルコン太郎の中間ホースを加工し、 追加のマグネットフィルター を組み込んであります
追加フィルターを設けることで

  • トルコン太郎本体のフィルター
  • 追加マグネットフィルター

この 2 段階で、AT内部を循環する鉄粉やスラッジを取り除けるようにしています。

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● 1巡目:クリーニングオイルによる循環洗浄

1巡目は、本番用 ATF ではなく クリーニング用 ATF(フラッシングオイル) を使用。

  • ミッションとトルコン太郎を接続
  • フラッシングモードを使用し、
    バルブボディ内部、トルクコンバーター内までオイルを循環させ、洗浄
  • 内部に溜まった汚れを少しずつ剥がし、外へ押し出していく

追加マグネットフィルターにも、循環とともに鉄粉が吸着していきます。

この工程で「汚れたオイル」を一度外へ出しておくことで、2巡目の本番交換時に、よりきれいな状態を作りやすくなります。


5.2巡目:AVARTH ATFで本番交換+添加剤 PROMEDIC

フラッシング完了後、
次は AVARTH ATF を使用した本番の圧送交換に入ります。

AVARTH で使用している ATF は、

  • BMW/MINI に多く採用されている AT との相性が良い
  • 実際の整備現場でも使用実績が多い

ことから、F系 BMW・MINI の ATF交換で非常に大好評なオイルです。

交換を進めていくと、最初はやや濁りのある状態でしたが、赤味と透明感が戻り

最終的には 新油とほぼ同等のクリアなオイルまでへと回復しました。

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● 添加剤:ルブロス PROMEDIC(プロメディック)

今回は仕上げとして、
ルブロス社の ATF用添加剤 「PROMEDIC(プロメディック)」 も添加しています。

PROMEDIC は、

  • 極圧性の向上(荷重がかかったときの保護力アップ)
  • 金属同士が接触する摺動部の保護
  • 摩耗の抑制

といった特性を持ち、AVARTH で採用している ATF(ルブロス系)との相性も良好です。

トルクコンバーターやクラッチ板周辺での トルク伝達ロスを抑えやすい構成 となるため、
AT内部の保護とフィーリング面の両方を狙ったメニューとなります。

※ATやエンジンにお勧めな添加剤です

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6.今回の MINI F54 で行った“トータルメンテナンス”

この MINI F54 クラブマンでは、

  • ディーゼル煤洗浄(DPF・EGR・インテーク)
  • インジェクターオーバーホール(IRS様との連携)
  • ちぎれていたエンジンマウント交換
  • ATF圧送交換(トルコン太郎+追加マグネットフィルター+PROMEDIC)

という形で、エンジンインテーク側・燃焼側・駆動系をまとめてリフレッシュ するメンテナンスになりました。

同系統の 8速 AT は、
MINI F系だけでなく BMW の Fシリーズ・一部 Gシリーズにも採用されており、
構造やトラブル傾向が共通する部分も多いミッションです。


7.MINI・BMWのATF交換のご相談について

  • 「ATF は無交換と言われた」
  • 「変速ショックや引っかかりが気になってきた」
  • 「ミッション交換になる前に、できるメンテナンスはやっておきたい」

こういったご相談は年々増えています。

AVARTH では、

  • トルコン太郎による圧送式 ATF交換
  • 追加マグネットフィルターによる鉄粉の除去

といった形で、BMW/MINI の ATF交換メニューを展開しています。


輸入車のATF交換・ミッションメンテナンスでお困りの方へ

AVARTH は、BMW・MINI を中心に輸入車の

  • 修理
  • 整備
  • 故障診断
  • 車検

などに対応しています。

ディーラーで ATF交換を断られた、
他店で作業不可と言われたなどの 「整備難民」 状態の輸入車のご相談も増えています。

ATF交換やミッションまわりのメンテナンスをご検討の方は、

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  • 気になっている症状

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車両ごとに作業可否やおおよその費用感をご案内できます。

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