メルセデスベンツ Vクラス W447 チェックランプ点灯 DPF洗浄
AVARTHに、こんなお問い合わせをいただきました。
「初めまして。インターネットで検索してAVARTH様を見つけました。
ベンツのVクラスでDPF洗浄をお願いしたく、ご連絡しました。」
お車の情報
- 車種:メルセデス・ベンツ Vクラス スポーツ(W447)
- 初年度登録:2018年
- 走行距離:約55,000km
走行中にエンジンのチェックランプが点灯し、ディーラーで診てもらったところ
「DPF関係のトラブル」との診断。
ディーラーでは基本的にDPFは交換前提のご案内になるため、
「できれば交換ではなく、DPF洗浄でなんとかならないか」と、
当社へご相談いただきました。
W447のVクラスでは、DPFの詰まり相談は実際かなり多い印象です。

今回の症状と診断内容
まずはすぐに作業に入るのではなく、
当社の診断機を接続して現状を数値で確認するところからスタートします。

DPF堆積量は「247%オーバー」
エラー内容としては、
「DPF内の煤(スス)量が多すぎる」という内容のフォルトが記録されていました。
- DPF堆積率:247%オーバー
ここまでくると、車両側のコンピュータが
「この状態で燃やすのは危険」と判断し、
自動再生(強制燃焼)を中止してしまう状態になります。
この状態では、診断機側から強制燃焼コマンドを入れても
車両側がそれを受け付けてくれません。
そのため、
「まずはDPF内部を洗浄して、コンピュータが再生を許可できる状態まで戻す」
という方針で作業を進めていきます。

今回ご提案した作業メニュー

お客様には、状況を説明したうえで以下の内容をご提案しました。
- DPF内部洗浄(リキモリ製DPFクリーナー使用・2本)
- 洗浄後の中和処理
- 診断機による強制燃焼(DPF再生)作業
- 作業後のデータチェック&試運転
DPF本体の交換と比べると、
コストを抑えながら、まずは洗浄で回復を狙う方向です。


リキモリ DPFクリーナーによる洗浄工程
1本目のクリーナーで内部をしっかり洗浄
まずはリキモリのDPFクリーナーを1本使用し、
専用ツールでDPF内部に洗浄液を行き渡らせていきます。
・煤の堆積が多い場合は、一気に落としすぎず、様子を見ながら
・洗浄液が全体に浸透するよう、一定時間置いてから排出
W447のように堆積率が200%オーバーのケースでは、
一度で終わらせようとせず、段階的に落としていくことがポイントです。
時間を置いてから2本目で追い洗浄
1本目の洗浄後、ある程度時間をおいてから
再度、2本目のクリーナーを使用して追い洗浄を行います。
- 1本目:堆積物を浮かせる・流す
- 2本目:残った煤をさらに分解・除去
体積量がかなり多いケースでしたので、
診断データを確認しながら慎重に進めていきました。
洗浄後は「中和剤」でしっかり処理
洗浄が終わったら、
残った洗浄液や不純物が悪さをしないよう、中和剤で内部を中和処理します。
ここまでが「液剤によるクリーニング工程」です。
診断機での強制燃焼(再生)|排気温度600℃オーバー

液剤での洗浄が完了したら、
次は診断機からコマンドを入れて**強制燃焼(再生)**を行います。
洗浄前はコンピューター側が再生自体を拒否していましたが、
洗浄後は無事に強制燃焼モードに入ることができました。

燃焼中のデータ
- 排気温度:600℃オーバー
→ 高温で残った煤をしっかり焼き切っていきます。

燃焼後の数値
- 堆積率:254% → 14%まで低下
- 煤量:20.5g → 0.9gまで低下
数値上も、DPF内部の状態が
かなり良好なレベルまで回復したことが確認できました。

作業後の変化とお客様のご感想
強制燃焼と各種リセット作業を終え、
最終チェックと試運転を行います。
- エンジンチェックランプ:点灯なし
- 出力低下:解消
- アクセルレスポンス:スムーズに回る状態へ
お引き渡しの際には、
「ランプも消えて、走りも軽くなりました。
交換と言われていたので、本当に助かりました。」
と、ありがたいお言葉をいただきました。
なぜW447 VクラスでDPF詰まりが起きやすいのか?
W447のVクラスに限りませんが、
最近のディーゼル車はDPFの管理が非常にシビアです。
DPFが詰まりやすくなる代表的なパターン
- 近距離・短時間の使用が多い
- アイドリングが長い
- 高速道路や一定速度での走行が少ない
- 市街地メインで、回転数をあまり上げない
このような使い方が続くと、
DPFの自動再生がうまく行われず、
少しずつ煤が溜まり続けていきます。
警告ランプが付いた状態で我慢して乗り続けると、
今回のようにコンピュータが再生を止めてしまうレベルまで
堆積量が増えてしまうことも少なくありません。
早めの相談がおすすめです
- 「最近、DPFの警告がちょこちょこ出る」
- 「以前より燃費が悪くなった気がする」
- 「踏み込んだときの抜けが悪い」
こういった症状がある場合は、
完全に走れなくなる前の段階での診断・洗浄が結果的に一番お得です。
ベンツ Vクラス・ディーゼル DPFでお困りの方へ
AVARTHでは、
- 診断機での現状数値の確認
- お車の使い方・状況を踏まえた整備メニューのご提案
- DPF洗浄・EGR洗浄・インテーク系洗浄などの総合的なスス対策
を組み合わせて、
ディーゼル車のトラブルに対応しています。
お問い合わせ・予約案内
車種・使用状況により必要な作業が異なるため、
まずは車検証の写真を送ってください。状態に応じてご案内できます。
公式LINE でのスムーズなお問い合わせ

AVARTHでは、作業中の写真やトラブル箇所の詳細な画像をお客様と直接やり取りすることで、正確で安心なコミュニケーションを提供しています。この細やかな対応が、お客様から大変ご好評いただいております。ぜひ公式LINEをご活用ください。

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