日産 V37スカイライン 200GT-t ダイムラー製 7速AT ATF交換 トルコン太郎

今回は、日産 V37スカイライン 200GT-t Type P(中期型)の
ATF交換(トルコン太郎+オイルパン脱着・ストレーナー交換)のご依頼頂きました。


オーナー様からは、AVARTHのLINEにご相談が

「特に2速・3速の加速時および減速時に強いショックを感じます。
減速時は4速→3速、3速→2速に変速するタイミングでショックと同時にブレーキがかかる感じで、
フットブレーキのコントロールが難しいです。
1〜2000回転前後の低回転でショックが強く、全体として変速のスピードも遅いように思えます。」

ATF交換でどこまで改善するかを確認しつつ、
必要であればミッションマウントや学習リセットも視野に入れたい、とのご相談でした。


車両情報とご相談内容

  • 車種:日産 V37スカイライン 200GT-t Type P(中期型)
  • 初年度登録:平成30年4月
  • 走行距離:約85,000km
  • トランスミッション:ダイムラー製 7速AT
  • ご相談内容:
    • 2速・3速での変速ショック(加速・減速とも)
    • 低回転域(1,000〜2,000rpm前後)での強いショック
    • 変速スピードの遅さが気になる
    • まずはATF交換で様子を見たい

37 200GT-t に搭載されるATは、メルセデス・ベンツの「7G-TRONIC」(722.9型)と共通の7速ATがベースになっています。
このミッションは、Cクラス(W205)やEクラス(W213やW212)など、メルセデス系車両の主要モデルに広く採用されているユニットです。

お客様のV37 スカイライン 200GT-tに発生している2速・3速での変速ショックは、このダイムラー製AT特有の症状として、ATFの劣化や汚れが原因で引き起こされるケースが多々あります。

AVARTHでは、メルセデス・ベンツ車両の「7G-TRONIC」のATF交換・変速トラブル対応で培った豊富な実績と専門知識がございます。
その確かな経験を、今回のV37 スカイラインのATF交換にも応用し、お客様の変速フィーリング改善に全力で取り組みました


AVARTHからのご提案|オイルパン脱着+ストレーナー交換+トルコン太郎圧送交換

単純な「上抜き・下抜き交換」だけでは、
変速ショックの原因となるスラッジや鉄粉が十分に除去できないことがあります。

そこで今回は、以下のメニューをご提案しました。

  1. オイルパン脱着・内部洗浄
  2. ストレーナー(フィルター)交換
  3. マグネットの洗浄・鉄粉除去
  4. トルコン太郎による圧送交換(クリーニングオイル → 本番ATF)
  5. 診断機を用いた油温管理と油量調整

V37のATは、日本国内ではストレーナー単体で部品が供給されていないタイプですが、
AVARTHでは海外ルートを含めて部品を手配し、
オイルパン脱着と同時にストレーナーも新品に交換できるよう準備しています。

AVARTH 日産 岐阜 トルコン太郎 ATF交換 岐阜日産 V37 スカイライン ダイムラー ミッションオイル交換 岐南町 メルセデス 愛知 三重 大垣

作業の様子|オイルパン内部は鉄粉まみれ…

まずは車両をリフトアップし、ATまわりを確認。
オイルパンを取り外して内部の状態を見ていきます。

開けてみると…

  • マグネットには鉄粉がかなりの量で付着
  • オイルもきらきらと鉄粉混ざりの状態
AVARTH 日産 岐阜 トルコン太郎 ATF交換 岐阜日産 V37 スカイライン ダイムラー ミッションオイル交換 岐南町 メルセデス 愛知 三重 大垣 鉄粉

ここから、

  • オイルパンの洗浄
  • マグネットの徹底的な鉄粉除去
  • 古いストレーナーの取り外し
  • 新品ストレーナーの組み付け

と、一つずつ確実に仕上げていきます。

AVARTH 日産 岐阜 トルコン太郎 ATF交換 岐阜日産 V37 スカイライン ダイムラー ミッションオイル交換 岐南町 メルセデス 愛知 三重 大垣 清掃
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特殊アダプターでトルコン太郎を接続|クリーニングオイル→AVARTHオイルへ

V37スカイラインのダイムラー製7速ATは、
そのままではATFチェンジャーを接続できない構造です。

AVARTHでは専用アダプター(治具)を用意しており、
トルコン太郎を確実に接続できるようにしています。

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  1. まずは専用のクリーニングATFで循環させ、
    ミッション内部の古いオイルとスラッジを押し流します。
  2. その後、仕上げとして**AVARTHオイル(指定規格適合のATF)**を充填し、
    透明感のあるきれいなオイルになるまで入れ替えます。
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圧送交換が終わったら、
診断機で油温を管理しながら規定温度で油量調整を実施。

最後に各レンジでの作動確認と試運転を行い、作業完了です。

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ATF交換だけがゴールではないけれど、「まずやるべき一歩」

今回のような症状の場合、

  • ATFの劣化
  • ストレーナーの目詰まり
  • ミッションマウントのヘタリ
  • ECUの学習状態 など

複数の要素が絡んでいることも少なくありません。

AT本体に大きなダメージが出ている前であれば、
ATF交換+ストレーナー交換だけでもフィーリングが大きく改善するケースも多いですし、
それで足りなければ、オーナー様が書かれていたとおり

  • ミッションマウント交換
  • 学習リセット・リプログラミング

などを組み合わせて、段階的にアプローチしていくことになります。

いきなり本体交換を考える前に、
「まずやるべきメンテナンス」としてのATF交換は、
とても大事な一歩だとAVARTHでは考えています。


ダイムラー製7速AT・輸入車ベースの国産車もお任せください

今回のV37スカイラインのように、
輸入車ベースのATが載った国産車は、

  • 情報が少ない
  • 部品が国内で出ない
  • 専用アダプターが必要

などの理由で、ATF交換を断られてしまうケースも多いようです。

AVARTHでは、

  • メルセデス系7速ATの作業実績
  • 専用アダプター・専用工具の完備
  • 海外ルートを含む部品調達体制

を活かし、こういった「ちょっと特殊なAT」にも対応しています。

「ダイムラー製だから」「輸入車ベースだから」と言われてお困りの方は、
一度ご相談ください。

お問い合わせ・予約案内

車種・使用状況により必要な作業が異なるため、
まずは車検証の写真を送ってください。状態に応じてご案内できます。

公式LINE でのスムーズなお問い合わせ

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AVARTHでは、作業中の写真やトラブル箇所の詳細な画像をお客様と直接やり取りすることで、正確で安心なコミュニケーションを提供しています。この細やかな対応が、お客様から大変ご好評いただいております。ぜひ公式LINEをご活用ください。

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