トヨタ　レジアスエース　２００系　TRH211　エアコン効かない　エアコン不良　エアコンコンプレッサー交換

TOYOTA　レジアスエース　エアコンが全く冷えないとのことでご入庫。

今回のお車は、TOYOTA レジアスエース TRH211。お客様から「エアコンが全く冷えない」とのことで、ご入庫いただきました。
実は、当社の既存のお客様より「友人がエアコンの故障で困っている」とご紹介をいただいたケースです。

症状の確認

ご来店後、まずは症状の確認を行いました。
エアコンのスイッチを入れると、なんと熱風しか出ていない状態。
お話を伺うと、以前から「エアコンが冷えたり、冷えなかったりする」といった前兆があったとのことです。

診断手順

まず最初に、エアコンガスがしっかり入っているかを確認します。
当社ではスナップオンの**PS134（エアコンステーション）**を使用しており、エアコンの圧力点検を行います。

点検結果は…低圧・高圧ともに全く変化なし。
このことから、エアコンコンプレッサーが動作していない可能性が高いと判断しました。

「ガスが抜けている？」と疑い、ガス量もチェック。
結果は380gで、規定値の700gには足りませんが、コンプレッサーが作動しない原因となるほどではない量です。

電装系チェック

次に、エアコンスイッチを入れた際にコンプレッサーへ電源がしっかり届いているかを確認。
加えて、リレーやヒューズの作動チェックも行い、順番に原因を絞り込みました。

最終的な診断結果は、エアコンコンプレッサー本体の不良でした。
今回、コンプレッサーの交換作業を行います。

エアコンコンプレッサー交換作業

レジアスエースやハイエースの2TRエンジンでは、コンプレッサーが冷却水のロワホース下に位置しています。
慎重に分解を進めながら、今回はリビルト品のコンプレッサーを使用。
新品よりもコストパフォーマンスが良く、2年保証もついているため、お客様にも安心してお使いいただけます。

また、PS134を使用し、エアコン配管をしっかりとクリーニングしてから新しいコンプレッサーを取り付けます。
このクリーニング作業を行うことで、今後のトラブル予防にもつながります。

作業後の確認

最後に、エアコンガスを規定値まで補充し、再度圧力や作動のチェックを行いました。
結果は良好で、エアコンは問題なく冷えるようになりました。
お客様にも「ばっちり冷える」とご満足いただけました。

本日も、当社をご利用いただきありがとうございました。

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